NemoClaw発表|GTC 2026でOpenClaw対応スタックが初公開
2026年3月16日、NVIDIA GTCにて、ジェンスン・フアンCEOはNemoClawを正式発表しました。NemoClawはOpenClawエージェントプラットフォーム向けの統合スタックで、NVIDIA OpenShellランタイムをワンコマンドでインストール可能にし、プライバシー・セキュリティ制御を追加することで、自律進化型AIエージェントの信頼性とスケーラビリティを大幅に向上させます。
フアンCEOは「OpenClawはパーソナルAIのオペレーティングシステムであり、史上最速で成長したオープンソースプロジェクトだ」と述べ、NemoClawがOpenClawエコシステムの次のフロンティアを切り開くと強調しました。NemoClawは3月16日より早期プレビュー版が利用可能となっています。
Nemotron 3 Ultra登場|550BパラメータMoEモデルで推論5倍高速化
2026年6月4日、NVIDIA Nemotron 3 Ultraが正式リリースされました。これは550億パラメータのMixture-of-Experts(MoE)モデルで、長時間稼働するエージェント向けに最適化された小型・高速モデルです。
Nemotron 3 Ultraは、複雑なエージェントタスク(コーディング・リサーチ・エンタープライズワークフロー)において、従来モデルと比較して推論速度5倍・コスト最大30%削減を実現。AibleClawはこのモデルをいち早く採用し、フロンティアクラスのプランニング能力と小型モデルの強力なポストトレーニングを可能にしました。
NeMo Customizer統合|ユーザーフィードバックで推論精度を向上
Aibleをはじめとする企業向けAIプラットフォームは、NVIDIA NeMo Customizer、NeMo Evaluator、NeMo Data Designerを活用し、エージェントの推論ステップやツール呼び出しステップに対する細粒度のユーザーフィードバックを通じてモデルをポストトレーニングしています。
NeMo Customizerは、カスタムデータセットを用いた教師あり微調整(SFT)やRLHF(人間のフィードバックによる強化学習)を簡単に実行でき、企業固有のドメイン知識やワークフローに最適化されたエージェントを構築可能にします。これにより、汎用モデルでは対応困難な専門タスクでも高精度な実行が期待できます。
追加モデルラインナップ|Nemotron 3 Nano 4B & Super 120B
NVIDIAはNemotron 3 Nano 4BとNemotron 3 Super 120Bも同時期にリリースしました。Nemotron 3 SuperはDGX SparkやNVIDIA RTX PROワークステーション上でエージェントを駆動するのに最適で、PinchBenchで85.6%のスコアを記録しています。
Nemotron 3 Nano 4Bは軽量エッジデバイス向けで、ローカル環境でのエージェント実行を可能にし、クラウド依存を減らしつつリアルタイム推論を実現します。これらのモデル群により、開発者はユースケースやインフラに応じて最適なモデルを選択できるようになりました。
エンタープライズ採用事例|主要ソフトウェア企業がNVIDIAスタックでエージェント構築
NVIDIAのニュースルームによると、エンタープライズソフトウェア業界のリーダー企業が、NVIDIAのAIエージェント技術スタック(NemoClaw、Nemotron、NeMo Customizer)を活用してAIエージェントを構築しています。
これにより、カスタマーサポート自動化、データ分析エージェント、コード生成・レビューエージェントなど、業務効率化を図る実用的なAIエージェントが次々と登場しています。NVIDIAは今後もGTCやCOMPUTEXなどのイベントでさらなるアップデートを発表する予定です。
開発者向けリソース|GitHub公式リポジトリとドキュメント拡充
NVIDIA NeMo/Nemotronの公式GitHubリポジトリ(NVIDIA-NeMo/Nemotron)では、トレーニングレシピ、使用例クックブック、データセット、エンドツーエンドのリファレンス実装が公開されています。
また、NVIDIA NemoClawドキュメント(Release Notes)では、最新リリースノートやAPIリファレンス、ベストプラクティスが随時更新されており、開発者はこれらを活用して迅速にAIエージェントを開発・デプロイできます。