COMPUTEX 2026でのNemoClaw最新発表
NVIDIAは2026年6月のCOMPUTEX 2026において、NVIDIA JetPack 7.2 および NemoClaw の Jetson プラットフォーム対応を正式に発表しました。これにより、エッジデバイスやロボティクス向けのコンパクトなハードウェア上でも、企業グレードのセキュアなAIエージェントを動作させることが可能になります。
NemoClawはもともとRTX PC・DGX Station・DGX Sparkといったデスクトップ/ワークステーション向けに2026年3月のGTC 2026でリリースされましたが、今回のJetson対応によってロボティクス・IoT・製造現場など、より過酷な環境での展開が現実のものとなりました。
Solomon社がヒューマノイドロボットへNemoClawを統合
AI 3Dビジョン企業のSolomon社は、COMPUTEX 2026にてNVIDIAのNemoClaw アーキテクチャをヒューマノイドロボット向けに統合したことを発表しました。NemoClawのマルチエージェント協調機能を活用することで、複数のAIエージェントが連携し、ロボットがより自律的かつ正確に作業を遂行できるようになります。
Solomon社のソリューションでは、3Dビジョンによる環境認識とNemoClawのエージェントオーケストレーションを組み合わせることで、ピッキング・組み立て・検査などの製造ラインタスクを人間の監督なしに実行できるレベルを目指しています。
Nemotron 3 Ultra:長時間エージェント向け550Bオープンモデルが登場
2026年6月4日、NVIDIAはNemotron 3 Ultraをリリースしました。これは5500億パラメータのオープンMixture-of-Experts(MoE)ハイブリッド Mamba-Transformer モデルで、長時間稼働するAIエージェントに最適化されています。
Nemotron 3 Ultraは従来比で推論速度5倍向上・コスト最大30%削減を実現しており、複雑なマルチステップタスクを処理するエージェントワークフローに特に適しています。NemoClawプラットフォームのローカルモデルスタックとしても統合可能です。
NemoClawとは:OpenClawをエンタープライズ対応に進化させたスタック
NemoClawは、オープンソースのAIエージェント実行環境OpenClawをエンタープライズ用途に拡張したプラットフォームです。2026年3月16日のGTC 2026でリリースされ、コマンド1つでインストールできる手軽さが特徴です。
中核コンポーネントはNVIDIA OpenShellというオープンソースのセキュアランタイムで、AIエージェントをプロセスレベルでサンドボックス化します。